鹿児島/知覧町

鹿児島県知覧町。
ここは、太平洋戦争末期、
沖縄を取り囲む米軍艦隊に向けて
多くの特攻機が飛び立った場所のひとつです。
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特攻、それは、飛行機に大型の爆弾を取り付け、
パイロットもろとも敵艦に体当たりする戦法です。
ミッドウェーの海戦で多くの艦船を失い、疲弊しきった日本軍にとって、
沖縄を取り囲む米艦隊に対抗するための、苦肉の策でした。
しかし、実際には敵艦に突入する以前にほとんどの機が撃ち落とされ、
大きな成果は得られなかったようです。
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特攻には、零式戦闘機をはじめ、
一式戦闘機「隼」、三式戦闘機「飛燕」、四式戦闘機「疾風」
等の名機も投入されましたが、終戦近くになると資材も底をつき、
固定脚の戦闘機なども使用されたようです。
また、海軍には「桜花」と呼ばれる特攻専用機がありました。
桜花は尾翼下に3機のロケットブースターを装備し、
高速で敵艦に突入することを目的としていたようです。
機体重量のなんと半分以上が火薬であったといわれています。
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かつて知覧にあった陸軍飛行学校知覧分教所の跡地には、
「知覧特攻平和会館」が建てられています。

知覧の武家屋敷
ここ知覧では、特攻基地の町というイメージとは裏腹に、
武家屋敷の落ち着いた佇まいを残す場所でもあります。

戦闘指揮所跡と開聞岳
戦闘指揮所とは、戦闘機に発着の指示を与えた施設です。
この場所は、特攻に向かう兵隊たちの壮行式が行われた場所でもあります。
知覧飛行場を飛び立った特攻機は、まず開聞岳を目指して飛び、南の空に消えていったそうです。

富屋食堂
ここは、軍指定の食堂とされていた場所です。
当時は、飛行学校の学生や特攻隊の隊員たちでにぎわっていました。
主人の鳥浜トメさんは、兵隊たちのめんどうをよく見てあげ、「小母さん」と慕われたそうです。
映画「ホタル」でホタルになった特攻隊員が帰ってきた食堂がここです。
現在の建物は復元されたもので、中は資料館となっています。

知覧特攻平和会館
太平洋戦争で亡くなった1036人の特攻隊員の遺書や遺品、遺影が展示されています。

海中から引き上げられた零式艦上戦闘機
会館内には、飛燕や疾風などの実物がほぼ完全な形で展示されていますが、
中でもひときわ目を引くのがこの零式戦闘機です。
海中から引き上げられたものをきれいに整えて展示していますが、
むき出しの内部はまるで戦闘機の遺体といった印象です。

三角兵舎(復元)
特攻が決まった兵隊たちは、知覧基地へ赴任しこの兵舎で数日を過ごしたそうです。
特攻隊員たちは、いったいどんな思いで眠りについたのでしょう。

石灯籠
ここは平和公園の敷地内ですが、
知覧町の道筋にも特攻隊員の冥福を祈り
たくさんの石灯籠が置かれています。